●鳥専門病院●
・健康診断は必要?
鳥専門の病院がある。
私がそれを知ったのは、創刊されたばかり「インコ倶楽部」でした。
今ではご存じの方も多い、さくらまこ先生の「小鳥のお医者さん」を読んだ時、目からうろこ……でした。
20年近くインコを飼い続けていたにも関わらず、知りませんでした。
それまで、時々訪れていた獣医は当たり前だけど犬猫専門で、結膜炎の時に目薬を頂いた程度。今思えば、果
たして本当に結膜炎であったかどうかも、あやしく思えますし、体調を崩した子の命が助かった事はありませんでした。
そんな経験を持ちながら、最初は私も「鳥に健康診断〜〜??」と不思議がって、小鳥の健康診断の重要さをまったく認識していませんでした。
鳥専門医の存在を知った時は、私はインコを飼っていなかったのですが、すでに結婚の決まっていた当時、新しい家庭ではインコを飼いたいという野望があったため、
知識として「鳥の専門病院があるんだ」という事は頭の中に刻み込みました。
その後、次々と刊行される「インコ倶楽部」を読み続けるうちに、鳥の健康診断は必要なんだという認識に切り替わっていったものの、実感するにはもっと時間が必要だったのです。
・竹の教えてくれた事
結婚後、反対していた夫の了解を得て、初めての結婚記念日に念願のオカメインコを2羽、お迎えする事ができました。
それが栗と、今は亡き竹です。
「インコ倶楽部」連載の「小鳥のお医者さん」を読み、鳥の健康診断についての理解も深めてくれた夫と二人で、車で5分程度の距離にある動物病院へと健康診断に訪れました。
その病院は、結婚後の新居探しの時から目をつけていた病院で、看板には犬・猫に続いて三番目に「小鳥」と表示されており、私たちが訪れる直前に建物も新しくなった、清潔そうな病院でした。
犬猫は1階の診察室、小鳥などの小動物は2階の専用診察室が用意されており、竹と栗を診る手つきもとても手慣れた印象でした。
優しい笑顔と口調の獣医師、親切な受付の女性、私たちは鳥専門ではないけど、とてもよい先生に巡り会えた……と思っていましたが、その信頼はまもなく、音を立てて崩れていきます……。
詳しくは、「竹のトリコモナス闘病記」にて記述していますが、その後体調を崩した竹の診察方法に、多くの疑問がわき出してきました。
思えば、健康診断の時にも疑問はあったのですが、「この病院はいい病院」という先入観から、その疑問を口にする事はなかったのです。
結局、飼い主の目から見ても「かなりやばい」状態になった竹が「大丈夫」と言われた時点で、きちんとさがせば近くにあった鳥専門医の元を訪れる事になりました。
この時点で、竹は「助からないかもしれない」と専門医に言われ、即入院となりました。
さっき訪れた病院では「大丈夫」と笑顔で言われた竹でしたが、鳥専門医の元では「危篤」と判断されたのです。
結局、竹は約10日間の入院の末、私たち夫婦と仲良しだった栗の元から、天国へと旅立ちました。
HPを通じ、多くの方に「竹ちゃんが亡くなったのはあなたのせいではない」と言われても、そうは思えませんでした。
見せかけの優しさや立派な施設にごまかされ、そんな病院を選んだ、私たちのせいなのです、やっぱり。
後日談ですが、ネットで知り合った方の中に、たまたま地元の方がいて、その方もその病院でさんざんな目にあった……というお話をお聞きする事がありました。
その方の愛鳥は命の問題に発展する事はなかったそうですが、誤った鳥の扱いにより、多くの鳥が命を落としているのかもしれないと思うと、本当に悔しいですね。
・専門医の利点と欠点
犬猫病院の中にも、鳥への理解が深く意欲的に勉強され、鳥飼いからの信頼も厚い獣医師の先生もいらっしゃるでしょうが、建物や看板、広告をみただけでは私たち飼い主には「よい先生」と「よくない先生」を見分ける事はできません。
最近はインターネットも普及し、口こみでそういった獣医師が紹介されるケースも増えているかと思いますが、
簡単に見つからないのが、実状ではないでしょうか?
一般的に、獣医師を養成する獣医大学や獣医学部では、飼鳥の専門的な授業はなく、鳥に関しては鶏やうずらなど
「食べられる鳥」について講義があるだけだそうです。
そのため、 犬猫中心の獣医師には「鳥」は手に負えない相手となります。
つまり、鳥専門の獣医師は鳥について独自に勉強され、その上で専門医として開業されているのですから、私たち飼い主には心強い存在ですね。
そのため、「鳥専門ではないけど、安心して鳥を任せられる地元の獣医師」を苦労して探すよりは、多少遠くても最初から鳥専門医の元を訪れる方も多いと思います。
ただ、 評判のよい鳥専門医の元には、連日多くの飼い主と鳥が診察や健康診断に訪れているため、待ち時間が数時間という病院が少なくないようです。
午前中に病院にたどりついても、診察を終えた時には陽もくれているというお話を聞いたことが何回かあります。
急患であれば多くの病院では優先して診て頂けるようですが、健康診断などでは病院の待合室が小さいため、まずは外で数時間待って、ようやく待合室に入れる事も多いそうです。
私は幸い、屋外で診察待ちをする経験はなく、待合室でも長くて1〜2時間程度待った程度ですが、鳥連れだと、気を使うことが多いので、診察が終わって家にたどりつくまでは気が抜けません。
特に病鳥を連れていれば、本当に気が休まらないものです。
熱心な先生の中には、仕事が急がしすぎるため、体調を崩される事もあるようです。
もっともっと、鳥の先生が増えれば、専門医おひとりの負担も減るし、飼い主も鳥も遠方の病院に無理して通
ったり、診察待ちで疲れてしまう事も減るし、気軽に病院に通えるようになるのでしょうね。
私は神奈川県在住なので、他の地方の病院についてはあまり知識はありませんが、首都圏はまだ鳥の先生に恵まれていると思います。
従来の東京都多摩市、大田区、千葉県柏市、埼玉県浦和市、
神奈川県横浜市、相模原市の鳥専門医の他、東京都中野区や埼玉
県新座市にも新しい鳥専門病院が誕生しています。
将来的には、 もっと多くの病院が全国的に増える事を切に望みます。
・獣医師と飼い主の相性
さて、ある意味利点を欠点を備えた「諸刃の剣」であるのが、獣医師と飼い主の相性です。
これが結構重要だったりします。
ネットで何度か遭遇したトラブルで、A病院についてBさんの評価は「頼りになるよい先生」だったのに、Cさんにとっては「最低!!」と言われてしまう事があります。
これは獣医師と飼い主間の「相性」だけの問題ではなく、病院の治療に対する方針と飼い主の認識が異なる事が大きな要因だと思いますが、人間対人間のつきあいである以上、「相性」に左右されるのもまた事実です。
先生との相性が合わないために、病院をかえたというお話も実際に何度か聞いたこともあります。
また、獣医師との相性がよい場合、先生への信頼も深まるのですが、悪ければ不信感が募る原因となる事もあるでしょう。
自分が信じる事のできない先生に、大切な愛鳥をお任せするのは、ちょっと不安ですものね。
(竹をロクに診る事のできなかった動物病院に対して、疑問があったのにそれを口にする事がなかったのは、それだけ当初はその病院と獣医師を「信頼」していたためだったのでしょうね。「信頼する」というのはまさに獣医師に命を預ける事に直結するのですね。
私の鳥友さんも、獣医師を「信頼」していたために、疑問があったのにそのまま通
い続け、手遅れになってしまった……という経験のある方がいます
)
そのため、首都圏のように鳥専門医が複数ある場合、 他の病院へと転院をする事もあるようです。
実は、私は現在、竹がお世話になった地元の鳥専門病院ではなく、別
の病院のお世話になっています。
私の場合、相性に左右されたとういうほどではありませんが、それでも、現在の病院の方が来院した際に担当の先生と会話するにあたって、スムーズに行く事は確かです。
転院のきっかけは、治療方針への疑問とオフ会での現在お世話になっている病院の評判、そして元の病院についての某筋からの情報でした。
その情報は、それまで「悪い先生じゃないんだけど……」と夫と話しながら苦笑していた「……」の部分を強める内容で、「ああ〜、やっぱりそうか……
」とちょっと落ち込んだのと同時に、何故か納得させられる内容でした。
と、ここまで書くとちょっと誤解を受けてしまうかもしれませんが、決してその先生が悪いという事ではないんです(と、フォロー・苦笑)
私たち夫婦にとって感じていた疑問に対して、その答えを導いてくれた内容だった、という事なんです。
だから、現在は別の病院のお世話になっているものの、やはり地元という強みがありますし、そちらの病院のよい所や方針も理解しているので、いざという時にはお世話になろうと思います。
あまり好ましい表現ではないかもしれませんが、元の病院は現在の病院ともつながりのある病院なので、事情があってそちらに移ったとの説明もしやすいと思っています。
・家族の理解が得られない事が多い?
私の実家では私が幼い頃から色々なインコを飼い続け、時には動物病院に通
った事もありますし、夫の実家でも、子供の頃にはセキセイインコや文鳥を飼っていた事があるそうてず。
そのため、 両家ともインコを飼う事については理解のある方だと思いますが、それでも、新しい子をお迎えする度に「まず健康診断に行く」事に驚かれたり、嫌味を言われます。
どんなに理由を説明しても、わかってはもらえないようです。
最近は私もあきらめましたが、非常に残念な事です。
私だけではなく、 やはりご家族の理解が得られず、思ったように鳥を病院へ連れていくことができない方も、多くいらっしゃるようですね。
幸い、私の場合は実際今一緒に住んでいる家族(夫)の理解と協力が深く、常に車で連れていってくれるので深刻に困ったという事はありません。
時々実家の母に嫌味を聞かされる程度なので、右から左に流して何もなかったことにしています。
ですが、ご家族の協力を得られないと病院になかなか通えない方には、辛い状況ですね。
私は家族(親)への説明に失敗し、あきらめてしまった立場なので何ともいえませんが、これからも説明を続けたり、困った時には互いに協力し会える鳥友さんを得られるとよいのですが……。
↑なんだか、尻切れな終わり方ですね。 続きを思いついたらいずれ追加します。
それから、誤字脱字誤変換、ごめんなさい。書いた時にはチェックしても気がつけないんです、私。後々見つけて、ものすごい恥ずかしい思いをするのですけど。きっと今回もあると思います。みつけたらなおしていきますので、許して下さい〜。
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