2005年・春の巣引き 誘拐編

2005年5月12日 誘拐

 現在、深夜12時半。
 先ほど、マリーを栗&千代松の元から誘拐しました。
 本当は、金曜日の予定でしたが、栗がマリーの筆毛を突然抜くようになり、巣箱の中からマリーの悲鳴らしき、弱々しい「ぴわ〜」という声が聞こえるようになったのです(泣)
  
 千代達を久しぶりにケージから出すと、二羽とも大喜びで狭い部屋の中を飛び回りました。
 おきまりのカーテンレールの上に止まったのを確認してから、巣引きに使用した465ケージを玄関に持っていき、用意しておいた35角のケージをいつもの定位 置へ。
 二羽一緒に入れるには狭いけど、465は明日(正確には今日)にでもキレイにして、再度こっちに入ってもらいます。
 マリーは、ペットヒーターを用意した水槽へ。
 水槽内は温度差ができるようにし、湿度調整用の水をヒーターの下へ。
 事前にヒーターを点灯させておき、暖かいところと少し温度の低いところ、それぞれの温度も把握しておきました。
 (暖かいところ、28度。暖かくないところ22度)
 羽も随分揃ってきたし、一羽で育ってきているので、30度は超えなくてよいのでは?というアドバイスを頂いていたのですが、40ワットのヒーターで、28度になったので、丁度よかったみたいです。
 マリーの様子はというと、とにかく怒っています。
 膨れていたり、震えている様子はないので、寒くはないのだと思います。
 けど、突然パパママと離されて、心細いんだろうな〜と思うと、胸が痛みます。
 あんなに小さい子なのに、フッフッと怒っている。
 ごめんね……。
 で、35角に入った栗と千代は、ものすごく落ち着かない様子で、ケージの中を動き回っています。
 特に栗……。
 突然巣箱がなくなった事に、戸惑っているんだろうな……。
 我が子のマリーを探しているんだろうな……。
 同じ子を持つ「親」として、マジで、心が痛みます。
 栗が筆毛をぬかなけりゃ、2日は長く一緒にいられたんだよぉぉぉ(号泣)
 明日(今日)からは、さし餌も与えなきゃ……。
 不安ばかりが先立ちますが、ガンバらなければ……!!

  初めて、一晩水槽の中で過ごしたマリー。
 水槽の奥へ逃げて、人を見ると「ふっふっ」と威嚇して、横揺れしています。
 さぁて、こちらもいよいよ初めてのさし餌。
 プリンのカップに湯煎用のお湯を入れ、その中に一回り小さめのヨーグルトのカップを入れて、エグザクトのフォーミュラをお湯で溶きました。
 初めてなので、心もち緩め。
 アイスを食べた時にとっておいた小さいスプーンで、さし餌を開始しました。
 (↑プリン、ヨーグルト、アイス……、みんなデザート系・笑)
 思ったよりは、マリーもすんなりとくちばしを開けてくれて、上手に飲み込んでくれました。
 途中一回、湯煎のお湯を交換し、さし餌終了。
 マリー、食べてくれたけど、きっと栗ママのご飯の方が美味しいんだろうな〜と思うと、ちょっと切なくなりました。

 さし餌後は、耳のあたりをなでてあげたところ、ちょっと気持ち良さそうなお顔をしてくれましたが、水槽に戻すと、あっという間に威嚇モード。
 早く、仲良くなりたいなぁ〜。
 ま、焦らずゆっくりやっていこうと思います。
 本当なら、初フォーミュラという事で、食滞とかの心配もあるわけだから、今日は一日マリーについていたい(家にいたい)ところなのですが、今日は長女のプレ幼稚園の日。
 しかも、いつもは仲良しご近所さんの車に同乗させて頂いていたのですが、今日はお休みという事で、3キロほどの距離を徒歩で往復しなくてはいけない為、いつもより早く家を出て、いつもより遅く帰ってくる事になります(泣)
 本当なら、家を出る時間あたりに、朝のさし餌がきちんと消化できているか、確認したいところです。
 そのうで堅くなっているなら、お湯を飲ませてマッサージしたい、そんな時間です。
 少し早めになっちゃうけど、一応確認してから、場合によってはマッサージしてから家を出よう。
 ところでマリーの色ですが、ついに夫が「薄いグレー」ではなく「シナモン」だと認めてくれました(笑)
 だから、そうだと言っただろうが!!
 という事で、マリーはシナモンパールです(笑)
 予定外(いや、千代松の母親がシナパーだから、出る事はわかっていましたが)の事に、うれしびっくりです♪

 マリーを巣箱から出した事によって、栗と千代松の「巣引き」は終了となりました。
 (バトンタッチした人間の「子(鳥)育て」はこれから!!ですが・笑)
 二羽とも、巣箱を入れ間もなく繁殖モードに入り、多い日では私が知る限りでも日に5〜6回の交尾を繰り返し、巣箱設置後1週間ちょいで第一卵を産卵……という、いい感じでのスタートとなりました。
 色々な方の巣引きの記録を拝見していると、第一卵〜3卵あたりまでは、外に出ている事が多いとの事でしたが、栗も千代も、一卵の誕生前から巣箱にこもり、産卵してからも朝と夕方に食事に出てくる程度でした。
 そして、予定よりも早い18日目での孵化。
 弱々しい声が聞こえてくる第一号ちゃんは、どうやらあまりご飯ももらえないまま、潰されてしまいました。
 その後も、2号3号と孵化するも、引き続く「圧死」。
 巣引きは「生」だけではなく、「死」とも向き合わなくてはならない事を、身をもって思い知りました
。  元気にごはんをもらっていた3号の死で激しく落ち込んでいた時、聞こえてきた卵の中の4号の声に励まされ、3号に負けない位 、元気な4号が誕生しました。
 結果的に、唯一今回の巣引きで育ち、長女が「マリー」と名付けた、シナモンパールの女の子です。
 その後産まれた5号は、1号同様ほとんどご飯をもらえないまま、天に帰ってしまいました。
 「マリー」以外は、全て赤目のルチノーちゃんでした。
 またいつか、我が家に産まれて、元気に育ってね。
 栗と千代松は、マリーの事を一生懸命に育てました。
 他のきょうだいたちの分も、ご飯をもらって大きくなったマリー。
 大切に育てていたのに、突然栗がマリーの筆毛を抜くようになり、予定していた「孵化後3週間」の2日前に、巣箱から出すことになりました。
 これからは、栗と千代松にかわって、私がマリーをひとり餌にまで育てます。
 今はまだ、人間の姿を見ると「ふっふっ」と揺れて怒るマリーですが、さし餌の後に優しく耳の辺りをなでてあげると、とても気持ちよさそうな顔をしてくれます。
 仲良くなれそうです。
 卵の頃から、一緒に見守ってきた長女も早くマリーを手や肩に乗せたいようで、マリーが大きくなるのを待っています。
 栗と千代松にはゆっくりと休養してもらい、秋にまた巣箱を入れようと思います。
 場合によっては、栗と千代松の体調を優先して、秋はやらないかも?
 今回の巣引きでは、栗、千代松ともに、10g〜15gほど体重が落ちました。
 親鳥にとっても、命がけなのですね。
 ひまわりだって、めっちゃくちゃ大量 に消費していたのに、自分達はこんなに痩せちゃうんだものね。
 可愛いマリーを有り難う、栗&千代松!!



育雛編・3に戻る  さし餌編・1へつづく♪